
要注意!奈良県の冠水しやすいアンダーパスはどこ?大雨・ゲリラ豪雨時に避けたい場所
ゲリラ豪雨や台風などで短時間に激しい雨が降ったとき、 奈良県内でも注意したいのが アンダーパスの冠水です。
普段は何気なく通っている道路でも、 鉄道や道路の下をくぐるため周囲より低くなっている場所では、 大雨によって短時間で水がたまることがあります。
実際、国土交通省近畿地方整備局の 「道路防災情報Webマップ」では、 奈良県内50か所が道路冠水注意箇所として掲載 されています。
今回は、その中でも車で通行する機会が多いアンダーパスを中心に、 奈良県内の注意したい場所を見ていきます。
※この記事で紹介する場所は「必ず冠水する場所」という意味ではありません。 国土交通省近畿地方整備局などが公表している道路冠水注意箇所をもとに紹介しています。 大雨時の道路状況はその都度異なるため、最新の交通・気象情報を確認してください。
なぜアンダーパスは冠水しやすい?
アンダーパスとは、鉄道や別の道路などの下を通過するために、 道路が周囲より低く掘り下げられている区間です。
通常は排水設備によって雨水を排出していますが、 短時間に大量の雨が降ると、 雨水が集まる速度に排水が追いつかなくなる場合があります。
特にゲリラ豪雨のような局地的な大雨では、 短時間で道路状況が大きく変わる可能性があります。
「10分前に通れたから大丈夫」とは限らないのが、 アンダーパス冠水の怖いところです。
奈良県には「道路冠水注意箇所」が50か所
国土交通省近畿地方整備局の道路防災情報Webマップでは、 奈良県内の 50か所が「冠水想定箇所」として掲載 されています。
ここには自動車が通るアンダーパスだけではなく、 地下歩道や道路の低い区間なども含まれています。
奈良市だけでなく、大和高田市、橿原市、大和郡山市、 天理市、桜井市、香芝市、葛城市、宇陀市、五條市、 田原本町、斑鳩町、王寺町、安堵町、吉野町など、 県内各地に注意箇所があります。
奈良市で注意したいアンダーパス
奈良市内にも複数の道路冠水注意箇所があります。
| 場所 | 西大寺国見町1丁目 |
|---|---|
| 道路 | 主要地方道 奈良精華線 |
| 交差する鉄道 | 近鉄奈良線 |
| 場所 | 北永井町 |
|---|---|
| 道路 | 主要地方道 奈良大和郡山線 |
| 交差する鉄道 | JR桜井線(万葉まほろば線) |
このほか奈良市では、 佐保台一丁目・佐保台西町、 二条大路南一丁目・法華寺町、 菅原町、宝来町・宝来三丁目、 学園南一丁目・学園南三丁目、 八条一丁目・八条四丁目にも 道路冠水注意箇所が掲載されています。
特に二条大路南一丁目・法華寺町の市道は、 近鉄奈良線の下を通る道路です。 奈良市役所周辺を日常的に走る方も、大雨時には注意しておきたい場所です。
大和高田市で注意したいアンダーパス
大和高田市には、特に注意しておきたいアンダーパスが複数あります。
| 道路 | 主要地方道 大和高田斑鳩線 |
|---|---|
| 場所 | 近鉄大阪線 大和高田駅高架橋下 |
| 道路 | 主要地方道 大和高田斑鳩線 |
|---|---|
| 場所 | JR桜井線高架橋下 |
| 道路 | 国道166号 |
|---|---|
| 場所 | 大和高田市駅高架下 |
奈良県の高田土木事務所も、 これらのアンダーパスについて 大雨による冠水で通行止めになることがある と注意を呼びかけています。
また、2025年5月21日には、 近鉄高田駅北交差点近くのアンダーパスで、 一時的な豪雨による道路冠水が実際に発生しました。
普段から交通量が多い道路でもあるため、 激しい雨が降っているときには特に注意が必要です。
橿原市・桜井市・田原本町にも注意箇所
中和地域にも、国が公表する道路冠水注意箇所があります。
| 橿原市 | 国道24号 曽我アンダーパス |
|---|---|
| 橿原市 | 国道165号 醍醐アンダーパス |
| 桜井市 | 国道169号 戒重アンダーパス |
| 田原本町 | 県道桜井田原本王寺線 三笠アンダーパス |
田原本町の三笠アンダーパスでは、 降雨時の冠水危険箇所であることを知らせるため、 奈良県中和土木事務所によって 「冠水注意」の路面標示 も設置されています。
橿原市も、長雨や雨量が多いときには アンダーパスや地下通路へ水がたまりやすいとして、 自動車で進入しないよう注意を呼びかけています。
大和郡山市・天理市などにも注意箇所
| 大和郡山市 | 県道天理斑鳩線・近鉄橿原線交差部 |
|---|---|
| 大和郡山市 | 市道 城廻り線・JR関西本線ガード下 |
| 大和郡山市 | 馬司日生住宅団地内線・近鉄橿原線ガード下 |
| 天理市 | 市道55号南六条藤川線・中町250番地 |
| 葛城市 | 尺土春日神社東線・近鉄南大阪線 尺土駅高架下 |
| 宇陀市 | 萩原12号線・近鉄ガード下 |
大和郡山市では現在も市広報で、 大雨時にはアンダーパスが冠水することが予想されるとして、 冠水時には通行しないよう注意喚起 が行われています。
なぜ車で突っ込んではいけない?
冠水したアンダーパスで最も怖いのが、 車内から見ただけでは水深を判断しにくいことです。
「前の車が通ったから」 「これくらいなら行けそう」 と進入するのは危険です。
奈良県警察は、冠水した場所へ車が進入すると、 吸気口やマフラーからの浸水によってエンジンが停止したり、 電気装置が損傷してパワーウインドウ等が動かなくなったりする おそれがあると注意を呼びかけています。
さらに水位が上がれば、 車外からの水圧によってドアを開けることが難しくなったり、 車体が浮いて移動できなくなったりする危険もあります。
冠水した道路は「どこまで深くなっているのか」が 運転席から分からないことがあります。 水がたまっている時点で無理に進入せず、引き返して迂回することが基本です。
冠水していたら「行けそう」でも迂回を
大雨の際にアンダーパスへ差しかかり、 道路に水がたまっているのが見えた場合は、 無理に進入しないことが重要です。
特にゲリラ豪雨では、 自分がいる場所ではそれほど雨が降っていなくても、 周辺で降った雨が低い場所へ集まっている場合があります。
通行止めや冠水を知らせる看板、回転灯などが作動している場合は、 必ず指示に従ってください。
普段から迂回ルートを考えておこう
アンダーパスの冠水対策で大切なのは、 大雨になってから危険箇所を探すのではなく、 普段から自宅周辺や通勤・通学ルートの注意箇所を把握しておくこと です。
「この道が通れなかったら、どこへ迂回するか」 を一度確認しておくだけでも、 突然の豪雨に遭遇した際の判断がしやすくなります。
特に奈良県では鉄道路線と道路が交差する場所も多く、 普段何気なく利用しているガード下が 道路冠水注意箇所に指定されているケースがあります。
台風だけでなく、短時間で猛烈な雨となるゲリラ豪雨にも備え、 日頃から「低い道路を通らないルート」を確認しておきたいですね。
まとめ
国土交通省近畿地方整備局が公表する道路冠水注意箇所は、 奈良県内だけでも50か所あります。
奈良市の西大寺や北永井、大和高田市の駅周辺、 橿原市の曽我・醍醐、桜井市の戒重、 田原本町の三笠など、 日常的に利用する道路にも注意箇所があります。
特に近年は短時間に非常に激しい雨が降ることもあります。 「いつもの道だから大丈夫」と考えず、 冠水しているアンダーパスには進入しない ことを覚えておきましょう。
大雨の日は少し遠回りになったとしても、 高架下や低い道路を避け、安全なルートを選ぶことが大切です。
