飛鳥ブームとアンノン族|“古都を歩く旅”が若者を奈良へ向かわせた時代の画像

飛鳥ブームとアンノン族|“古都を歩く旅”が若者を奈良へ向かわせた時代

奈良のニュース・話題

飛鳥ブームとアンノン族|“古都を歩く旅”が若者を奈良へ向かわせた時代

公開日:2026.05.03 / カテゴリ:奈良の話題・歴史

「アンノン族」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

1970年代、 若い女性たちが奈良や京都などの古都を旅するブームが起こりました。

その中心にあったのが、 “飛鳥を歩く旅”でした。

今では当たり前になった“街歩き旅”や“ひとり旅”。 実はその原点のひとつが、 このアンノン族と飛鳥ブームだったとも言われています。

アンノン族とは?

『anan』『non-no』から生まれた言葉

アンノン族とは、 女性雑誌『anan』と『non-no』を読んで旅をする若い女性たちのことを指します。

1970年代当時、 それまで主流だった団体旅行ではなく、 “自分の好きな場所へ行く旅”が若者の間で広がり始めました。

その旅先として注目されたのが、 京都や奈良、そして飛鳥地方でした。

「アンノン族」は当時の流行語にもなり、 若者文化を象徴する言葉として広く知られるようになりました。

なぜ奈良・飛鳥が人気になったのか

“静かな歴史”が求められた時代

高度経済成長の時代、 都市はどんどん便利でにぎやかになっていきました。

その一方で、 若者たちの間では 「静かな場所へ行きたい」 という感覚も広がっていきます。

奈良・飛鳥には、 古墳や寺院、田園風景など、 都会にはない“時間の流れ”がありました。

それがアンノン族の感性と重なり、 飛鳥ブームへつながっていったと言われています。

飛鳥ブームの時代

“歴史を歩く旅”が人気に

当時の飛鳥では、

  • 石舞台古墳
  • 高松塚古墳
  • 飛鳥寺
  • 岡寺

などを巡る旅が人気でした。

今のようにSNS映えが目的ではなく、 “その場所の空気を感じる旅” が主流だったのも特徴です。

レンタサイクルで飛鳥を巡るスタイルも、 この頃から広がったと言われています。

“歩く旅”が若者文化になった

今の街歩き観光の原点かもしれない

飛鳥ブームやアンノン族の旅は、 “効率よく回る観光”とは少し違っていました。

むしろ、 寄り道しながら歩くこと そのものが旅の楽しみだったのです。

カフェ巡りや散策を楽しむ現在の観光スタイルにも、 どこか通じるものがあります。

今の奈良観光にもつながっている?

奈良の魅力は“変わらない空気感”

今でも奈良には、 「ゆっくり歩きたくなる空気」があります。

ならまちや飛鳥、 奈良公園周辺など、 “歩いて楽しむ観光” が人気なのもそのためかもしれません。

アンノン族が感じた奈良の魅力は、 50年近く経った今も、 変わらず残っているように感じます。

まとめ

キーワード 飛鳥ブーム・アンノン族
時代 1970年代
特徴 古都を歩く旅が若者文化に
人気エリア 奈良・飛鳥・京都など
現在との共通点 街歩き・散策・空気感を楽しむ旅

飛鳥ブームとアンノン族は、 日本の旅のスタイルを変えた存在だったのかもしれません。

“目的地へ行く”だけではなく、 その土地を歩き、感じる旅

その感覚は、 今の奈良観光にも確かにつながっているように思えます。

”奈良のニュース・話題”おすすめ記事

  • 近鉄郡山駅の移設はいつ終わる?新駅舎の完成時期と周辺整備を解説の画像

    近鉄郡山駅の移設はいつ終わる?新駅舎の完成時期と周辺整備を解説

    奈良のニュース・話題

  • 海の日ってどんな日なの?意味・由来と7月の第3月曜日になった理由を解説の画像

    海の日ってどんな日なの?意味・由来と7月の第3月曜日になった理由を解説

    奈良のニュース・話題

  • 2026年7月に開催予定!奈良県の花火大会・花火イベントまとめの画像

    2026年7月に開催予定!奈良県の花火大会・花火イベントまとめ

    奈良のニュース・話題

  • 奈良県の市町村が同じ年に節目を迎える理由の画像

    奈良県の市町村が同じ年に節目を迎える理由

    奈良のニュース・話題

  • 奈良県で70周年ラッシュ!2026年に節目を迎える市町村まとめの画像

    奈良県で70周年ラッシュ!2026年に節目を迎える市町村まとめ

    奈良のニュース・話題

  • 奈良に残る「虫送り」とは?炎とともに豊作を願う初夏の伝統行事の画像

    奈良に残る「虫送り」とは?炎とともに豊作を願う初夏の伝統行事

    奈良のニュース・話題

もっと見る