
砂をかけ合う不思議なお祭り?建国記念日に行われる「砂かけ祭」を知っていますか
2月11日、建国記念の日。
奈良県内では、この日に少し変わった名前のお祭りが行われています。
その名も「砂かけ祭」。
文字通り、砂をかけ合うという、なかなかインパクトのある行事です。
会場となるのは、 廣瀬大社。 水を司る神様をお祀りする神社として知られています。
実は「砂かけ祭」は正式名称ではない
実はこのお祭り、正式には「御田植祭(おたうえさい)」と呼ばれます。
田植えの所作を通して、
雨の恵みと五穀豊穣を願う、非常に古い農耕儀礼です。
その中で、砂を雨に見立てて掛け合う場面があることから、
いつしか「砂かけ祭」という呼び名で親しまれるようになりました。
水の神さまに、雨を願うお祭り
廣瀬大社の御祭神は、水を司る神さま。
農業にとって欠かせない雨をもたらし、
豊かな実りを授ける存在として信仰されてきました。
砂をかけ合う行為は、
ただ賑やかな演出ではありません。
砂=雨と見立て、
雨がたっぷり降る一年になるよう願いを込めた、
とても意味のある所作なのです。
静かな神事から、一気ににぎやかへ
祭典は、大きく二つの場面に分かれて進みます。
午前中は、拝殿で行われる厳かな神事。
田を作り、苗を育て、植える――
昔の農作業を模した所作が、静かに演じられます。
そして午後になると、舞台は拝殿前の広場へ。
空気は一変し、参拝者も加わる「砂かけ」の時間が始まります。
砂をかけ合うほど、豊作になる?
砂かけの場面では、
奉仕者と参拝者が互いに砂をかけ合います。
昔から、
砂のかけ合いが盛んな年ほど、雨に恵まれ豊作になる
と伝えられてきました。
また、砂にかかることで厄を祓い、
新しい一年を健やかに過ごせるとも言われています。
砂まみれになりながら笑っている参拝者の姿は、
どこかこのお祭りらしい光景です。
最後に授けられる縁起もの
祭りの終わりには、
田植えにまつわる縁起物が参拝者に授けられます。
田を守るお守りとして使われてきた松苗や、
一年の無病息災を願うお餅など、
どれも農と暮らしに深く結びついたものばかり。
「参加して終わり」ではなく、
家に持ち帰ってからもご縁が続くのが、
この祭りの特徴です。
こんな人におすすめかも
- 奈良らしい行事を体験してみたい人
- ちょっと変わった節目のお祭りに興味がある人
- 家族で参加できる季節行事を探している人
- 建国記念の日の過ごし方に迷っている人
公式案内はこちら
▼廣瀬大社 公式サイト|砂かけ祭
砂かけ祭(御田植祭)公式案内
時間や内容は年によって変更されることがあります。
参拝を予定される場合は、事前に公式情報をご確認ください。
