「花の寺」岩船寺

こんにちは。紫陽花の季節が終わろうとしている6月です。
奈良市の隣町、京都府木津川市にある「岩船寺」さんに参拝にいってきました。

岩船寺

岩船寺は、京都府木津川市加茂町岩船にある真言律宗、山号は「高雄山」院号は「報恩院」です。
奈良県の県境に近く、平安遷都までは南都仏教の影響を強く受けており屁に上京の外郭浄土として東大寺や興福寺にいた高僧や修行僧の隠棲の場となっておりました。
岩船寺や近くに位置する浄瑠璃寺は興福寺の直末寺でありましたが、明治に入いり明治新政府の神道国教化政策にともない、行われた仏教排斥運動「廃仏毀釈」により興福寺は混乱の時期に入り、末寺であった岩船寺は無本寺、無住となりました。
明治14年、興福寺を管理していた西大寺の末寺となり、その後、本尊や三重塔などの整備も進み現在に至ります。

「花の寺」岩船寺

岩船寺は「花の寺」と言われるほどに境内には四季折々の花が咲きます。
「春」には、ウメ、サンシュユ、ミツマタ、ショウジョウバカマ、ツバキ、サクラ、ミツバツツジ、モクレン、シャクナゲ、シラン、ミヤコワスレ
「夏」には、キショウブ、アジサイ、スイレン、キキョウ、サルスベリ
「秋」には、シュウメイギク、ホトトギス、紅葉
「冬」には、マンリョウ、サザンカ、ロウバイ まどが咲きます。
昭和12年ごろに荒廃していた境内を美しく取り戻そうと植えたのが始まりとなります。紫陽花は境内に山アジサイ、西洋アジサイをはじめ約30種、5,000株以上の花が咲き誇ります。 重要文化財に登録されている三重塔を背景に咲くアジサイは美しいです。