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神社とお寺の違い

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御朱印

奈良県は歴史ある街なので、世界遺産にもなっている神社やお寺がたくさんあります。
「寺社仏閣」という言葉もある通り、神社もお寺も同じ歴史的建造物というイメージですが、
このふたつはどう違うのでしょうか。
大まかにいうと、
神社・・神道の宗教施設
お寺・・仏教の宗教施設
つまり、それぞれ異なった宗教の教えに基づいて造られた、まったくコンセプトの違う施設なのです。


TEXT:MARUWA


 
鳥居

神社は、神様を祀るための建物

神道は、日本古来の宗教です。
山や木や石ころなど、この世のあらゆるものに神様が宿っていると考える「八百万の神」の概念に基づき、
その神様をお祀りするために神殿を建てたのが今の神社です。
建物の特徴としては鳥居→参道→手水舎→本殿の順に進んでいきます。
また、神社の運営に従事する方は「神主(神職)」「巫女」になります。


お寺

お寺は、仏様を祀る&僧侶が修行をするための建物

仏教は、すっかり日本の文化となって根付いていますがもともとはインド・中国から伝わった外来の宗教です。
仏教の基本的な教義として、修行を積むことで苦しみから抜けだし、悟りを開くことができる、という教えがあります。
お寺はもともと僧侶が修行を積んだり、お釈迦様の教えを勉強する施設なのです。
そして時代とともに仏像が安置されたり、お墓が出来たりして仏様を拝むスタイルになっていきました。
建物の特徴としては山門→本堂と進んでいき、敷地内に鐘やお墓があります。
また、お寺の運営に従事する方は「住職」「和尚」いわゆるお坊さんになります。